病と症。
大人になっても知りたがり。
気になったら調べてしまうタクヤです。
ある日のニュースを観ていて、ふと思ったこと
○○病と○○症って何が違うのだろう?
そんな疑問から、「病気」と「症状」の違いについて調べてみることにしました。
ついでに症候群と障害についても合わせて調べてみますね。
『病気』と『症状』の違い
病気とは:不調の原因
人や動物の心や体に不調または不具合が生じた状態。
もしくは、植物に細菌やウイルスが寄生し、腐敗や枝葉の状態が普通の状態ではなくなっている状態を指す。
具体例:がん、水俣病、伝染病、糖尿病、心臓病など
症状とは:異常の表れ
病気または疾病が原因で、機能的、形状的、あるいは精神的に異常な状態となること。
症状は自覚的なものと、他覚的なものにわかれます。
自覚症状:本人が感じる異常感。頭痛、倦怠感。
他覚症状:医師の診察や検査によって確認される異常。高血圧、発疹。
具体例:花粉症、痴呆症、骨粗鬆症。
『症候群』と『障害』の違い
それから紛らわしい似た言葉として
症候群、障害についても調べてみました。
症候群とは:一連の症候の集合
同時に起きる一連の症候を指す。特定の原因が必ずしも明らかでないことが多い。
具体例:ダウン症候群、メタボリック症候群、パーキンソン症候群、ピーターパン症候群。
※ピーターパン症候群は
"通俗心理用語"で病ではない。
障害とは:継続的な不便
身体や精神の機能が正常に働かない状態を指し、日常生活や活動に支障をきたすことを意味します。先天的、後天的とあります。
具体例:身体障害、知的障害、精神障害、発達障害。
”医学名”と”俗名”の違い
医学名と俗名はよく、混同される。
俗名:一般的に広く知られる名前。
医学名:専門的な名称
例えば「風邪」という俗名は
「上気道感染症」という医学名になる。
俗名は親しみやすい反面、具体的な病態を正確に表現していないので、診断と治療には医学名の理解が重要になる。
でも一般の私たちには俗名で十分かもしれません。
医療に関しての偉人の言葉
看護の母:フローレンス・ナイチンゲール
「症状は氷山の一角に過ぎない」
イギリスの看護師。クリミア戦争で負傷兵の看護に当たり、病院の衛生状態を改善し、死亡率を劇的に減少させた。
症状の背後にある病気の理解と治療の必要性を強調。
細菌学の父:ルイ・パスツール
「偶然は準備のできていない人を助けない」
微生物の殺菌。食品の腐敗。病気が微生物に起因している「病原体説」を提唱。
予防接種の開発。外科手術の際の無菌操作の重要性も説いた。
病の原因を特定することの重要性を強調。彼の研究は、病気がどのように広がるのかを理解し、適切な治療法を開発する基礎となりました。
まとめ
「病気」は、不調の原因。
「症状」は、異常の表れ。
「症候群は、一連の症候の集合。
「障害」は、継続的な不便。
それぞれの違いを理解することで偏見や間違った解釈をなくしたいですね。
マスコミなどが、面白半分でつける俗名にも気をつけましょう。
おまけ : 医学的に存在していない「俗名」。
おたふく風邪、はしか、水疱瘡、
花粉症、ぎっくり腰、口内炎、
スマホ依存症、五月病、燃え尽き症候群、
季節鬱、デジタルデトックス、慢性疲労症候群、氷食症、 などなど
以上、参考になりましたら、幸いです。
また どこかでお目にかかしましょう。
I hope to see you again.
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