企業をダメにする方法 × スパイの心得

ビジネス

すべての人間は、生まれつき、知ることを欲する。

 アリストテレス

世の中を観測することと
知識を増やす事が趣味の
"タクヤ"です。


調べたことや その時に思った感情、
独り言を言語化し、
思考の訓練をしていきますね。


自分への備忘録として
残していきます。

今回のテーマは

スパイの手引き書

サボタージュマニュアル

第二次世界大戦中に活躍した

アメリカの諜報(スパイ)機関 CIAの前身

OSS(戦略諜報局)が作成されたとしてます。

内容は組織のパフォーマンスを下げるマニュアルでタイトルは

Simple Sabotage Field Manual

(シンプル・サボタージュ・フィールド・マニュアル)

2012年頃に一般公開され話題になりました。

通称「サボタージュ・マニュアル」と呼ばれ スパイとして敵の組織に潜入して、組織を内側からダメにする心得です。

原文はCIAのサイトで公開中。

日本語訳のを一部 引用してみました。

  1. 常に文書による指示を要求せよ。
  2. 誤解を招きやすい指示を出せ。意思統一のために長時間議論せよ。さらに出来る限り不備を指摘せよ。
  3. 準備を十分行い完全に準備ができているまで実行に移すな。
  4. 在庫がなくなるまで、注文をさせるな
  5. 高性能の道具を要求せよ。道具が悪ければ良い結果が得られないと警告せよ。
  6. 常に些細な仕事からとりかかれ。重要な仕事は後回しにせよ。
  7. 些細なことにも高い完成度を要求せよ。わずかな間違いも繰り返し修正させ小さな間違いも見つけ出せ。
  8. 材料が適切な場所に送られない様に段取りせよ。
  9. 新人を訓練する際は、不完全でいい加減な指示を与えよ。
  10. 能力に見合わない不釣合な昇進を行い、有能な者は冷遇せよ。
  11. 重要な決定を行う際には会議を開け。
  12. もっともらしくペーパーワークを増大させよ。
  13. 通達書類の発行や支払いなどに関係する決済手続きを多重化せよ。すべての決裁者が承認するまで、仕事を進めるな。
  14. すべての規則を隅々まで厳格に適用せよ。
  15. 何事をするにも「通常のルート」を通して行うように主張せよ。決断を早めるためのショートカットを認めるな。
  16. 可能な限りの事を委員会に持ち込み「さらなる調査と熟考」を求めよ。委員会のメンバーはできるだけ多く(少なくとも5人以上)すること。
  17. 議事録や連絡用文書、決議書などにおいて細かい言葉遣いについて議論せよ。
  18. 以前の会議で決まったことを再び持ち出し、その妥当性について改めて問い直せ。
  19. 「警告」せよ。他の人々に「理性的」になることを求め、将来やっかいな問題を引き起こさないよう早急な決断を避けるよう主張せよ。
  20. あらゆる決断の妥当性を問え。ある決定が自分たちの管轄にあるのかどうか、また組織上層部のポリシーと相反しないかどうかなどを問題にせよ。

これらを要約すると

重箱の隅をつつく。

優秀な人の士気を下げる。

・無駄な会議をする。

・決まったことを蒸し返す。

・何でも複雑化する。

では 対義語を調べてみました。

・全体を把握して、判断をする。

・個人の能力を認め、やりがいを与える。

・目的が明確な会議をする。

説明や理由を明確にし、参加者がその理解を深める。

・不要な要素の排除、誤解や混乱のない様にシンプルにする。

みんなの周りにはスパイ活動されている方がいたら、サボタージュマニュアルを思い出してみて下さい。

以上 
皆様の参考になりましたら幸いです。
また どこかでお目にかかりましょう。
𝑰 𝒉𝒐𝒑𝒆 𝒕𝒐 𝒔𝒆𝒆 𝒚𝒐𝒖 𝒂𝒈𝒂𝒊𝒏𓂃 𓈒𓏸

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