大人になっても知りたがり
知識を『まったり探求』している
タクヤの備忘録です。
今回は《魔》について、調べてみました。
皆様は
魔が差す、悪魔祓い、魔除け、鬼は外福は内のマメ(魔滅)、閻魔大王、逢魔刻(大禍時)
などの言葉を聞いた事がありますか。
僕の主観では、魔とは
人間の心(心理)につけ込む悪いものの様な感じなのかなっと思っています。
魔とは何か?
「魔」は、
日本の文化や習慣で長く使われてきた言葉で、「自分の中に入り込む悪しきもの」として定義。
昔から、匂いや音、塩や水といったアイテムを使って魔を祓ってきました。
「鬼は外、福は内」という節分の豆撒きや、正月の鰯の飾りも、魔を遠ざけるための伝統的風習の一例。

逢魔ヶ刻(大禍時)のように、一日の中でも心や体の乱れやすい時間帯があるとされ、これが「魔が差す」という言葉に繋がっています。
逢魔ヶ刻は
夕暮れの時間帯。夕方の5時ごろ。
黄昏時(たそがれどき)
「暮れ六つ」や「酉の刻」とも呼ばる。
逢魔が時は、悪魔や妖魔に出会う時間帯とされ、昔の人はこの時間帯を避け、家にこもっていました。
時間的に疲れが溜まり、判断が鈍り
普段はしない事をしてしまったりする時間帯

祓いたまえ、清めたまえ
近年、微生物の重要性が広く認知されるようになりました。私たちの生活や健康、さらには精神状態に影響を与えている微生物は、「魔を祓う」行為とも関連しています。
微生物と伝統的な風習
1. 塩の抗菌効果
神社の入り口や儀式で使用される塩。この塩には、抗菌作用があります。塩を撒くことで環境中の微生物バランスが整えられるだけでなく、人々の精神状態にも良い影響を与えると考えられます。
2. 水の浄化力
神道では、手や口を清める「手水舎」があります。水が持つ浄化力は、汚れを物理的に洗い流すだけでなく、微生物を調整する作用があります。この行為が精神をリフレッシュさせ、秩序を取り戻す助けとなっているのです。
3. 鰯と匂い袋
鰯や匂い袋のような伝統的アイテムは、空間を整える効果があります。特に鰯を焼くことで放たれる臭いは殺菌効果があり、空気中の細菌を抑制する力があります。

音切り。音で祓う。
音もまた「魔を祓う」行為と深く関係しています。鐘や拍手といった音は、その振動やリズムによって脳波に働きかけ、リラックス状態を誘発するとされています。

1. 神社の拍手と鐘
拍手は空気を切り裂く音によって、場をリセットする効果があります。また、鐘の音は低周波の響きが脳に届き、心を落ち着ける働きがあります。
2. 周波数と癒し
432Hzや528Hzといった特定の周波数は「癒しの音」として知られています。この音を聞くことで脳波が調整され、精神的にリラックスする効果があります。
魔を祓う科学
日本古来の風習や伝統が現代科学と合致している点をまとめると、
「魔を祓う」とは、
《物理的にも精神的にも乱れた状態を整える行為》だと言えます。
微生物の働きをコントロールすることで空間を浄化し、音や匂いで脳波や精神状態を整える効果が、結果的に「魔を祓う」ことに繋がっているのです。

魔を祓う3つの要素
微生物のコントロール: 清潔な環境を保つことで心身が調和します。
脳波へのアプローチ: 音やリズムを活用し、精神を安定させる。
心の秩序: 伝統的な行為を実践することで、生活にメリハリが生まれる。
まとめ
古代から続く「魔を祓う」という文化には、現代科学と重なる知恵が隠されています。微生物の調整や脳波へのアプローチ、塩や水といったアイテムを使う行為が、物理的にも精神的にも乱れを整える役割を果たしてきました。
「魔」という神秘的な言葉が示すのは、実は私たちの日常に潜む乱れそのもの。そして、これらの乱れを整える知恵は、科学的にも効果が証明されつつあります。今後、伝統と科学の知識を結びつけることで、より豊かな生活が実現できるでしょう。
「魔」という身近なテーマに隠された深い知恵と科学の魅力を知ってもらえれば嬉しいです。
以上参考になりましたら幸いです。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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