施主力 勉強中の"タクヤ"です。
今後マイホームを建てられる方の参考に
そして自分への備忘録として
残していきます。
『強・用・美』
古代ローマの建築家 ウィトルウィウス
強がなければ、用は果たさない
強と用がなければ、美は形だけのもの
そして美がなければ、建築とは言えない
『強・用・美』
今回調べてみたものは『家の基礎工事』
基礎工事は2種類
大きく分けると基礎工事は2種類に分かれます。
「ベタ基礎」と「布基礎」
ベタ基礎
・耐震性に優れる
・湿気が建物まで上がらない
・シロアリ被害を防ぎやすい
・コストが高くなる
布基礎
・コストを抑えやすい
・耐震性はベタ基礎と比べて不利
・ベタ基礎と比べて湿気やシロアリ被害を受けやすい
この基礎が分かれているのには、地域差(寒冷地)や地盤の調査結果によって使い分けているそうです。
我が家は 『ベタ基礎』での施行となりました。
基礎工事の流れ(9工程)
① 地縄を張る(遣り方工事)
縄やロープで印を付けます。
② 根切りをする(掘削工事)
重機で基礎の底となる高さまで土を掘ります。
③ 砕石を入れる
細かく砕いた石を敷地全体に敷き、地面を転圧して地盤を固める。
④ 防湿シートを敷き、捨てコンクリートを流す
「防湿シート」を敷く。
建築する位置を間違えないように、印を付けるためのコンクリートを流す(捨てコンクリート)。
コンクリートが乾いた後、墨出し(基準線を引く作業)を行う。
⑤ 鉄筋を組む(配筋)
建物を建てる位置が定まったところで、鉄筋を組む。
⑥ 外周の型枠を組み、ベース部分のコンクリート打設
基礎の外周にコンクリートが漏れないように型枠を組み、ベース部分のコンクリートを打設。
⑦ 基礎内部の型枠を組み、基礎内部のコンクリート打設
ベース部分のコンクリートが乾いたら、内部の立ち上がり部分の型枠を組み、コンクリートを打設。
⑧ 型枠を外し、雑コン・仕上げ
コンクリートの強度が出るまで養生したら、型枠を外す。
その後、仕上げ作業として勝手口や土間・給湯器置き場などのコンクリートを打設したり、不要なコンクリートを除去。
⑨ 基礎の完成
地縄を張ってから基礎が完成するまでは、通常1ヶ月半ほどです。
よくある疑問
基礎工事に対する事で
よくある疑問をまとめてみました。
Q1. 基礎乾燥中に雨が降っても問題ない?
A:
基礎コンクリートの乾燥(養生)中に多少の雨が降っても大きな問題はありません。
むしろ、雨はコンクリートが適切に水和反応を進めるのに役立つ場合もあります。
※ただし、豪雨による水たまりや強い流れでコンクリートが削られると表面に問題が出る可能性があるため、施工業者は雨天対策(シートでの養生など)をするのが基本です。
Q2. 基礎が割れてしまった場合、家の耐久性に影響はある?
A:
小さな「ヘアクラック」と呼ばれる細かいひび割れは、基礎工事の後でよく見られる現象ですが、構造的には問題ない場合がほとんどです。
一方で、貫通するような大きなひび割れがある場合は地盤沈下などの原因が考えられ、専門的な調査と補修が必要です。
Q3. 基礎工事中に地盤が崩れたり、隙間ができることはある?
A:
適切な地盤改良が行われていない場合や強い雨が降った場合に、地盤が崩れたり沈下が起こる可能性があります。
これを防ぐために、施工前には地盤調査を行い、必要に応じて地盤改良を実施します。基礎工事中の雨天時も土砂が流れ出ないよう注意が必要です。
Q4. コンクリートの打設後に早く建てたいが、どのくらいの養生期間が必要?
A:
一般的にはコンクリートは打設後7日程度で基本的な強度を持ちますが、完全な硬化(設計強度の達成)には28日程度かかります。養生期間が短すぎると基礎が弱くなる可能性があるので注意が必要です。
Q5. 寒冷地で基礎が凍るとどうなる?
A:
コンクリート打設時に凍結が起きると、強度が著しく低下します。寒冷地では「防凍剤」を使用するか、気温が安定してから施工するのが基本です。
まとめ
基礎工事は、家の寿命や安心に直結する重要な工程です。見えない部分だからこそ、その品質や施工への配慮が住まい全体の安定性を左右します。
基礎がしっかりしている家は、長い年月にも耐え、家族の安全と快適を守ります。
これから家づくりを考える皆さんも、ぜひ「基礎」の重要性に目を向けて、信頼できる施工会社を選びましょう。
家族を守る土台は、慎重に、確実に作るべきです。
これからも施主として、家族と共に歩む
マイホームの勉強をしていきます。
最後まで 読んでいただき
ありがとうございます。(*´ω`*)
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