相手の行動原理がわかる。『欲求の偏り』4タイプと 人格形成

岡田斗司夫、4つの欲求 アカデミック

大人になっても知りたがり
知識を『まったり探求』している
タクヤの備忘録です。

今回 気になって調べたことは

なぜ 人はそれぞれ 性格や価値観が違うのか。』について

岡田斗司夫さんの《欲求の偏り》や

マズローの欲求》、《MBTI診断》などを独自に解釈して、まとめてみました。

『欲求の偏り』

4タイプの 欲求の偏り

1.行動原理を分ける「欲求の偏り」の2つの軸

人間の行動原理、つまり「なんでこう動くのか/こう感じるのか」は、以下の2つの軸で4つのタイプに分類できる。

司令型・注目型・法則型・理想型

  • 縦軸(興味・関心の方向性)
    • 上側(外向的): 他者との繋がりや、集団の中での自分の役割を重視します。
    • 下側(内向的): 自己理解や、自分自身の内面的な世界を
  • 横軸(判断基準)
    • 左側(抽象的): モラル、感性、理念、そして曖昧な感情的な価値観を大事にします。
    • 右側(具体的): データ、数値、客観的な事実、そして合理性を大事にします。 抽象的:モラルや感性を大事に。

​2. 4つの欲求タイプと行動の動機

各タイプが持つ最も強い「動機(欲求)」と、具体的な行動傾向。

① 司令型:『勝利(勝負)』を求める目標達成者

象限 : 外向的 × 具体的
動機 : 勝ちたい。損したくない。

行動傾向 :
負けず嫌いで、常に結果を重視します。主導権を握ることを好み、勝てる勝負を選びます(ギリギリの戦いも好き)。
優位性の確認やマウントを取りがちですが、それは「社会的評価」を何よりも基準にしているからです。努力家でテキパキしていますが、気が短い面もあります。

コミュニケーション :
具体的なデータや論理、結果のメリットを提示するとスムーズに進みます。抽象的な感情論は通りにくいです。

〇軍人タイプ(体育会系)

注目型:『共感重視』人間関係が命

象限 : 外向的 × 抽象的
動機 : 好かれたい。誉められたい。嫌われたくない。

行動傾向 :
人との繋がりが命!愛されたい、褒められたいが行動の強い動機になる。流行に敏感でムードメーカー的な存在だけど、まわりの評価や環境で自分の価値を測りがち。

コミュニケーション :
共感と承認がとにかく大切。相手の努力や存在を褒めてあげると、一気に心を開いてくれる。

〇王様/女王様タイプ

法則型:『ルール重視』客観的思考

象限 : 内向的 × 具体的
動機 : 真理や本質を知りたい。わからないことが嫌。

行動傾向 :
知的好奇心がメチャクチャ高い“学者タイプ”。原理原則や本質を探るのが大好きで、独りでも楽しめる。リスクと労力を客観的に判断する現実派やから、理屈が通らない相手は苦手。

コミュニケーション :
客観的なデータや根拠を提示するのが一番。「なぜそうなるのか?」という仕組みを説明すれば、彼らの知的欲求を満たせる。

〇学者/研究者/参謀タイプ

理想型:『職人気質』効率より質

象限 : 内向的 × 抽象的
動機 : 自分の理想に近づきたい。妥協したくない。

行動傾向 :
効率より質を追求する“職人タイプ”。自分の価値観が判断基準で、こだわりが強い。情熱的に打ち込む反面、保守的な一面もある。苦労を美徳とする考え方もある。気が短いことも多い。

コミュニケーション :
彼らの信念や理想に焦点を当てて褒めるのが効果的。安易な妥協は避けるべき。

〇職人気質

まとめると

司令型『勝負
損したくない。勝ちたい

注目型『仲良
嫌われたくない。好かれたい。

法則型『自由
わからないことが嫌。
本質を知りたい。

理想型『真実
出来ないのが嫌。
理想に近づきたい。理解者が欲しい。

3.このフレームワークをどう活かす?

根っこにある“偏った欲求”を知ることで、相手の動きや関わり方が格段に掴みやすくなる。それぞれのタイプは優劣でなくて「ただ違う」だけ。多様性として捉えてみてほしい。

司令型の上司が結果を急かすなら、「勝ちたい」のが理由。感情的にならず、結果までの最短ルートを提示する。

注目型の同僚に協力してほしいなら、まず感謝や共感を伝えて、関係の土台を固める。

人と話してて「なんでこの人、こういう反応するんだろ?」と思ったとき、この枠組みを思い出して。ちょっとだけ、相手の“動機”に近づけるはず。

4.【補足】人格形成は「7つの層」でできているという視点

この「4つの欲求の偏り」は、人格全体のほんの一部。

人格は

“生理的欲求(本能)”から

“精神的欲求(欲求の偏り)”、

“性格”と層になって積み重なっているという見方もできる。

第7層: マズローの「物質的欲求」(食事、睡眠、安全)にあたる本能。

第6層: 岡田斗司夫さんの「4つの欲求の偏り」が、マズローの「精神的欲求」(社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求)に対応。

第5層: MBTIなどの“性格”。同じ司令型でも、性格によって現れ方が変わる。

第7層『マズローの欲求』 物理的欲求 × 精神的欲求”

生理的欲求 :

食事・睡眠・排泄・体温維持

安全欲求 :

心身ともに健康でかつ経済的にも安定した暮らしをしたい欲求

社会的欲求 :

友人や家庭、会社から受け入れられたいという欲求

承認欲求 :

他者から認められたい、自尊心を満足させたいという欲求

自己実現欲求 :

他の誰にも成し遂げることができないようなことを、自分が成し遂げたいという思いや、自分らしくありのままに生きていきたいという欲求

第5層 【 性格 】 ≒ MBTI診断

MBTIは「性格診断」と思われがちだけど、実はもっと深い。

MBTIは承認欲求にちかい。

つまり、

どんな情報に注意が向くか(S/N)

どう判断しやすいか(T/F)

エネルギーの向き(E/I)

物事をどう進めたがるか(J/P)

みたいな “思考の回路” を言語化したもの。

● 4つの欲求タイプとはどう関係する?

欲求タイプは、もっと根っこの“動機”の層にある。だから、

MBTIと欲求タイプは、階層が違うから矛盾せずに共存できる。

たとえば、

INFP やけど「司令型」の人もいる

ESTJ やけど「理想型」の人もいる

こういう現象が起こるのは、

MBTI → 思考のルート(どんな風に考えるか)

欲求タイプ → 行動の動機(なんで動くか)

みたいに、担当してる“層”が違うから。

簡易的 MBTI

  1. ISTJ: (管理者)現実主義で責任感が強い。
  2. ISFJ: (擁護者)忠実で思いやり、他人を支援。
  3. INFJ: (提唱者)洞察的で理想主義的。
  4. INTJ: (建築家)論理的で戦略的。
  5. ISTP: (巨匠)実践的で冷静な観察者。
  6. ISFP: (冒険家)創造的で感受性が豊か。
  7. INFP: (仲介者)理想主義的で創造的。
  8. INTP: (論理学者)論理的で独創的な思考。
  9. ESTP:(起業家) 行動的で冒険心旺盛。
  10. ESFP: (エンターテイナー)社交的で楽しいエンターテイナー。
  11. ENFP: (広報運動家)活発で多才な人々との関わり。
  12. ENTP: (討論者)リーダーシップと計画性。
  13. ESTJ: (幹部)責任感があり秩序を重視。
  14. ESFJ: (領事館)社交的で思いやりがある。
  15. ENFJ: (主人公)社交的で他人を導く。
  16. ENTJ: (指揮官)論理的で組織をリード。

まとめ

〇負けず嫌い・マウントを取る人

八方美人・目立ちたがり屋

〇頭でっかち・ウンチク野郎

〇完璧主義者・職人気質

それぞれの根本の欲求を知れば、

人付き合いや 相手への接し方も理解しやすくなります。

どれが良くて、どれが悪いと言う訳でなく、みんな違うくて、みんな良い。

多様性や十人十色。 人間は色々いるから面白いですね。

最後まで読んでいただき

ありがとうございます

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