施主力 勉強中の"タクヤ"です。
今後マイホームを建てられる方の参考に
そして自分への備忘録として残します。
『強・用・美』
強がなければ用は果たさない
強と用がなければ美は形だけのもの
そして
美がなければ建築とは言えない
古代ローマの建築家 ウィトルウィウス
今回は住宅の性能の《断熱等級》について調べてみました。
🏠 断熱等級
断熱等級とは、
住宅の「断熱性能」(外の暑さ・寒さを遮断し、室内の熱を逃がしにくい性能)を示す指標です。
何を表すか:
住宅の省エネルギー性能を評価する基準(住宅性能表示制度)の一つで、壁、床、天井、窓などの断熱材やサッシの性能を総合的に評価します。
基準の推移:
2022年4月に新設され、従来の等級4(2013年基準)に加え、等級5・6・7が追加されました。
評価方法: 主にUA値(外皮平均熱貫流率)という数値で性能が判断されます。
UA値:家全体の熱の逃げやすさを示し、数値が小さいほど断熱性能が高い(=等級が高い)です。
最高等級: 2025年の現在の最高ランクは断熱等級7です。
我が家も断熱等級7の性能です。
冬の朝、廊下をパジャマのまま歩いても足先が冷たくない。窓ガラスは結露ほぼゼロ、室内は24℃前後で湿度50%前後。
断熱等級7(UA値0.25・C値0.21)
外断熱:ロックウール
内断熱:セルロースファイバー
窓:トリプルガラス
熱橋対策・漆喰の壁・無垢の床・換気システム(ヴェントサン)の組み合わせ。
ヒートショックを防ぎ、体温のバリアフリーを実現する「命を守るテクノロジー」──。
今回は、僕の体感と専門的な視点を融合させ、省エネ・健康・快適性を支える家の仕組みを解説してみます。
1. ヒートショックの気配が消えた

- 等級7の家は、廊下・脱衣所・浴室まで室内温度差2℃以内(ウェルネストホームの仕様)を実現
- ロックウール断熱、トリプルガラス、熱橋対策が温度ムラを抑制
- 僕自身の体験:以前の賃貸時代では冬の朝、脱衣所に立つだけで寒さに縮んだが、今はパジャマで出ても平気
2. 省エネは「勝手に達成される」

- 断熱・気密・換気の三位一体
- 断熱(ロックウール・トリプルガラス):熱を止める
- 気密(C値0.21):隙間からの熱逃げを封じる
- 換気(ヴェントサン):熱交換しながら空気を循環
- 僕の実体験:エアコンつけっぱなしでも、電気代は以前より抑えられる
- 余計な暖房器具・冬用毛布も不要
- エアコンは2階8畳用・1階6畳用で十分対応
3. 快適な温湿度が健康を支える

- 室温:24℃±1℃、相対湿度50%±10%を維持
- 漆喰の壁・無垢の床が自然に調湿
- 絶対湿度6〜11g/kgを維持することでウイルス活性化やカビ・ダニの発生を抑制
- 実体験:ジメジメした夏も、壁や床はカラッと快適

4. 玄関のドアを開けて初めて季節を感じる

- 等級7の家は、外気温の変化をほぼ感じない
- 実体験:朝のゴミ出しや植物の水やりで初めて外気の冷たさ・暑さに気づく
- 年中、室内着・敷布団・掛け布団が1種類で足りる
- ストレスフリーな生活を実感
5. まとめ
数字はウソをつかない
けど、数字だけでは暮らしの質までは見えてこないう。
けれど、等級7の家に暮らしてみて思うのは、
数字と体感がピタッと重なる瞬間に、家そのものの“本当の価値”が立ち上がってくるということ。
こういう気づきが、誰かの「これからの家づくり」を静かに後押しできたら嬉しい。
以上参考になりましたら幸いです。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。


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