今回は僕の悩みのひとつである扁平足について、
特に実生活で支障がないように思っていたのですが、長年の蓄積で構造上、負荷がかかっている部分がでてきましたので、深堀してみます。
扁平足:(へんぺいそく)
足裏の「土踏まず(アーチ)」がなくなり、平らになった状態。

目次
扁平足から外反母趾へ?足のアーチが崩れるメカニズム
足には本来、3つのアーチがある。
内側縦アーチ、外側縦アーチ、そして横アーチ。
これらのアーチが歩くときのクッションになって、体重をバランスよく分散してくれるんですけど、扁平足になるとこのアーチが潰れてしまう。
アーチが潰れると、地面からの衝撃がダイレクトに足首や膝、腰に伝わるし、特に親指の付け根(母指球)に負担が集中する。
さらに足の指が地面をうまく掴めなくなって「浮き指」状態になったりする。これが長く続くと、親指が人差し指の方に曲がり、外反母趾に繋がっていく。
外反母趾:(がいはんぼし)
足の親指が外側に曲がって変形する状態。
親指の付け根の関節が「くの字」に曲がり、骨が出っ張って痛みが出ることも多い。

アーチを取り戻す第一歩:親指と人差し指エクササイズ
足のアーチは骨だけじゃなく、筋肉や腱、筋膜でも支えられてる。そこでオススメなのが、親指と人差し指を動かす簡単なエクササイズ。
手順はこんな感じ:
- 座った状態で、一方の足の親指と人差し指の間に、手の指を入れる
- 指を握るようにして、ゆっくり伸ばしたり縮めたりを繰り返す
- 左右それぞれ数回ずつ行う
これで足の指の筋肉が目覚めて、アーチを支える力がアップする。足全体のバランスも整いやすくなるし、地面をしっかり掴める足になる。
昔の下駄や足袋、雪駄などの履物はここを刺激していたのかも。

脱・すり足!理想の歩き方
現代の靴はクッションが優秀なので、足の機能を意識しなくても歩けてしまう。けど、これが足の衰えを招く原因になる。理想は、かかとから着地して足の外側を通り、母指球と小指球を意識しつつ、足指全体で地面を捉えて蹴り出すイメージ。
ここでポイントなのが「丹田」を意識すること。足を前に出すイメージではなく、体の中心を前に移動させる感覚。これで自然と足が前に出るし、体幹も使えるから負担が減る。
扁平足の人によくある「すり足」は、足の指が地面を掴めてない証拠。足全体で地面を擦る歩き方はアーチ崩れや外反母趾の悪循環になるから要注意。
日頃のセルフチェック
アーチが落ちてないかチェックする方法も紹介:
- 鏡で横から見て、土踏まずができているか確認する
- 足の裏に水をつけて新聞紙に足型をつけ、土踏まずがあるか確認する
これで自分の足の状態を把握して、日々の歩き方やエクササイズに活かせる。
まとめ:足と向き合う大切さ
扁平足や外反母趾は、放置すると歩き方や体全体のバランスに影響する。
今回紹介したエクササイズや歩き方を意識するだけでも、足の機能は確実に変わるはず。
現代の靴に頼りすぎず、自分の足としっかり向き合うことが大事。
まずは親指と人差し指エクササイズを始めて、歩き方を意識してみる。
少しずつでも、足は応えてくれるそうなので、継続して続けようと思います。
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